■WindowsXPにおいて，ある時，気付いたのだが，エクスプローラを使用してフォルダを削除できなくなっていた．５年以上，３台のＰＣの中を引っ越してきたファイル群．途中でＯＳはWindows2000からXPへと変更され，様々なアプリケーションがインストールされては削除され，もう多少の不具合は「しゃーないよね」と笑って済ますことにしていたのだが，この問題はどうしても無視できない．日常生活で頻繁にフォルダは作成／削除されるからだ．ことあるごとに検索して解決策を探したのだが，一向にこれといった答えは得られなかった．
■もちろんコマンドプロンプトから削除すれば良いし，ファイル圧縮ソフトで圧縮の際についでにフォルダを削除するオプションを付ければ消してくれるのでフォルダが増殖して手に負えない訳ではなかった．単にエクスプローラがイヤイヤと言うだけだと．
■フォルダ属性の読み取り専用チェックボックスがグレーになっていて変更できないのは仕様だということも調査の過程で分かった．たとえ読み取り専用であったとしても，エクスプローラからは削除できてしまう怖い仕様であることも分かった．
■やっと本日，MicrosoftのWeb上に答えを発見した．
（ここ） ”マウントされたドライブ上のフォルダはエクスプローラから削除できない”，正確に言うと”ゴミ箱はマウントされたドライブ上のフォルダは認識できない”という仕様とのこと．ゴミ箱を使わない，つまり完全に削除する"Shift+DEL"で削除すれば良いという解決方法が示されている．グレイト．なるほど，確かにユーザーのデータは別ドライブをマウントすることで，システム関連のＨＤＤと分離させる仕組みを構築している（システム関連のドライブのみをデフラグできるように考えて）．
■マイクロソフト社もWindowsもDOS3.1, Windows2.11/386の時代からのお付き合いなので嫌いではない．多少の仕様にも目をつぶって来たものの，今回の件は如何なものだろう．技術的にそれほど難しい問題なのだろうか？ UNIXを使ったことのある人ならば，ドライブのマウントはシステムの管理上，便利なので重宝しているだろう．できるだけ早く解決して欲しい”仕様”である．
■本来は今週末の学会の準備が忙しくてこのようなことをしている時では無かったのだが．．．つい現実逃避してしまった．