日々日記
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2006/11/09 (木)  添乗員ですが
2006/11/13 (月)  旨い話には裏がある
2006/11/15 (水)  犯人は現場に戻る
2006/11/18 (土)  方言なのかな?
2006/11/28 (火)  紀要原稿締切り
2006/11/30 (木)  三重県健康・福祉ものづくり研究開発委託研究


2006.11.09 (木)  添乗員ですが
■「子ども達が集まってきたので興福寺の駐車場にそろそろ来て下さい」 なんのことだ? 急に電話が掛かってきたのだが,どうやら間違い電話らしい.「白井です」と答えたにも関わらず一方的に電話を切られた.ちなみに奈良興福寺は11月15日まで,たしか国宝を公開中だったと記憶している.子ども達,羨ましいぞ.(別の興福寺かも知れないが)
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2006.11.13 (月)  旨い話には裏がある
■新聞広告も頻繁に出していたIP電話の中継局ビジネスですが,どうやら利益が出せず,自転車操業状態に陥っていたようですね.無理だろうと思っていた通りの展開です.しかし世の中には「あの大手新聞に広告を出しているのだから大丈夫」と考えていた方が多かったはず.新聞は広告料金さえ払えば内規に反しない限りは広告を掲載するハズです.(全く効果が無いとは言いませんが)「水溶性アガリクスでガンが消滅!」といった書籍も,お金を出せば出版できますし,その広告を新聞に掲載することも可能です.白井先生の研究成果を新聞広告に出す事だって可能です(参照:2006/8/31).

■都心にマンションを建てるので出資しないかという電話が頻繁に掛かってきます.購入したマンションの1室を賃貸として貸し出すことでローンの返済を相殺し,その後には資産になるし,税金の控除も受けられる.物件は万全,絶対儲かる.いや儲かるというよりも将来のための年金だと思ってどうか,などなど.東京ドームに企業の広告を出している会社だから安心ですという会社もある.これだって新聞広告同様にお金を出せば誰だって広告を出せる.逆に言うと,そんなことに資金を回すなんて逆に怪しい.

■世の中,イイ話を持ってニコニコと近付いてくる人は沢山います.出資金法違反もネズミ講も毎年毎年,飽きもせずに摘発されています.地道が一番.
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2006.11.15 (水)  犯人は現場に戻る
■昨日は,個人的に悲しい出来事があり,そのために妻と一緒に岐阜県まで片道2時間掛けて車で出掛けてきた.

■マンションに戻ってきて,エレベータホール手前の郵便ボックスで郵便物を回収していると管理人室内からピーという警報音が漏れ聞こえてくる.火災報知機かその他のアラームか分からないが気になったので,勝手に入るのは良くないと思ったもののノブを回して管理人室に入った.そもそも管理人さんが不在の状態で鍵が施錠されていないのはおかしい.泥棒か? 妻をロビーに残したまま管理人室内に入ると後ろでカチャリという音が鳴り,それと同時に警報音は止まった.

■いかん!と思ってノブをガチャガチャ回すが内側からドアは開かない.ブービートラップ.これでは金庫内に閉じ込められた間抜けな泥棒と同じではないか.焦っている間にも帰宅直前に購入したアイスは溶けていくだろうと思うと動揺する.取り残された妻(いや,正確には取り残されたのは私)に,ドア越しに先に部屋に戻るように伝える.取り合えず郵便物をテーブルの上に置いて周りを見回すと,伊勢地方では有名な警備会社の連絡先が貼ってあるので電話を架ける.1コールで応答し,事情を説明すると隊員を救出のために急行させるとのこと.よかった.怒っていない(笑).

■携帯電話で妻に事情を説明し,電話を切った直後に警備会社から電話が入る.「ノブの上にある鍵を回しながらノブを回してみて貰えませんか?」 はい,簡単に開きました...かなり間抜け.はぁ,良かった,出られた.ドア開放の警報音が鳴る中,部屋の外で一安心していると背後で「カチャリ」とドアが閉まり,警報音は止まった.取り合えず間抜けな泥棒状態からは脱したのだが,ここでドラマや犯罪小説に頻出する状況を再現していることに気付く.しまった,郵便物を管理人室の机の上に置いたままだ...かくして犯人は遺留品を現場に残すのだな.納得.
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2006.11.18 (土)  方言なのかな?
■鈴鹿に着任してから5年が経過した.実家の千葉県以外にも,福岡県,広島県などに住み,東京にも勤務した.その土地にはそれぞれの方言がある.鈴鹿に来てから気になるのは「いがむ」である.「ゆがむ」のことだ.それともこれは方言ではなく,耳で言葉を覚えた学生がそのように記述するだけなのだろうか.

■広島では”たちまち”という言葉に面食らった.呉市周辺の人に多いようだ.勿論,”たちまち”という言葉自体は知っているし,自分でも使うことはあるのだが,「ほーら,たちまち完成!」という感じで,どちらかと言えば自分自身もTV等で耳にしたフレーズを使っているに過ぎないことに,いま気付いた.辞書で調べると原義は”立ち待ち”,立って待つ(一説)とのことから,すぐ,にわかに,急,早速,という意味である.呉の人たちがどのように使用していたのかと言うと「書類を書いて出して下さい」「はい,たちまち提出します」という感じであり,どうやら正しい用法である.これは私の不勉強かな.ただ,会話の途中に「たちまち,たちまち」と連呼されると,頭の中に,クルクルバタバタと人が走り回っているイメージが浮かんでしまって,クスッとしてしまう.なんとなく懐かしい.

■広島大学の大学院の時に,年下の学生達が「〜してやる」という言葉を頻繁に使うことに違和感を感じた.「このパラメータをプラス100してやる」,「穴を大きくしてやる」という感じに使う.これが方言なのか,そういう若者言葉なのかは不明だが,単に「する」で良いじゃないか.当人たちは別に偉ぶっている訳ではない真面目な学生たちだったのでそういう土地の言葉遣いなのだろう.

■ところで「いがむ」だが,ネットで調べると名古屋弁,讃岐弁,伊予弁とのこと.ならば仕方が無い.と言いたい所だが,そこは機械工学科の学生ですのでハッキリと”ゆがむ”でお願いしたい.ちなみに”「いがむ」と「いがみあう」は同語からの発生か?”との疑問を呈している方もいらっしゃるが,「いがみあう」は”獣が互いにかみつこうとする”から転じた言葉のようである.

■これで”ゆがみ”問題は解決だと言いたい所だが,ちょっとヤヤコシイ言葉の悩みがある.”歪み”である.これ,辞書には”ゆがみ”とも”ひずみ”とも出ている.Strainである.Strain gauge (gageも同じ)は”歪ゲージ”であり,これは”ゆがみゲージ”ではなく”ひずみゲージ”であるのでご注意を.もう頭が混乱してきて”いがみゲージ”と言いたくなって来ていませんか? たちまち直してやって下さい.
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2006.11.28 (火)  紀要原稿締切り
■締め切りが27日(月)だということを忘れていました.実際には27日の朝に気付き,満足のいく修正がなんとか21時までに完成したので提出を28日(火)の朝一番に行なおう(午前中は工学実験なので実質は昼ですが)と.

■今回の紀要は昨年度に専攻科を卒業して,いまは三重大学大学院に進学しているN君の特別研究をまとめ直したもので,ヒトがコイン形状の対象物を把握する際の把握戦略を実験的に解析・統計処理を行った内容です.フォントサイズやグラフの隅々まで細かくチェックし,もとの特別研究論文を大改定したものの,基本的なデータはN君がまとめ上げたものです.

■8月中に第1稿を出稿して査読に出していたのですが,”そのまま論文掲載してOK”という(今までにあまり経験のない^^;)結果だったため,つい気を抜いていました.そのまま掲載OKとはいえ,図表の位置などに細かな修正依頼があったので,それをイジりはじめるとこれが大仕事.TeXならばなんてことは無いのだが,某MS社のワープロソフトだと,期待通りの位置に図を表示しようとしても,あらぬ場所にピョンと飛んでいってしまう.四苦八苦したものの,見栄えも論理的にも数段よくなった原稿が完成したのでかなり満足できました.さて,後は校正チェックを待って,発行を待つのみ.印刷されたら一部,持って行きますね > N君.
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2006.11.30 (木)  三重県健康・福祉ものづくり研究開発委託研究
■30日が申請書の締切日.なんとか前日までに書類を作成し,最後の見直しを朝一番に行なった.その後,10時40分からロボット工学の授業を行い,12時半に終了.三重県庁に直接,書類を届ける予定(17時締め切り)だが,午後は2時から三重大学工学部で開催される三重メカトロ・ロボット研究会に参加の予定.その前に提出してから参加しよう.

■そう考えていたところにうちの研究室の卒業生で,現在は広島大学の大学院生のT君が電撃訪問.と言いたい所だが,そういえば以前にチャットした際に来校すると言っていたのを私が予定表に書き込むのを忘れていた.ごめん,T君.ちょっと話をして,さらに今期から導入した機構解析ソフトウェアMSC.ADAMSの使い方を一緒にあーでもないこーでもないなどと話しているうちに13時を越えてしまった.

■「ごめん!」と謝って津に向けて車を走らせるが,三重県庁に到着したのは14時過ぎ.申請書を提出して三重大学工学部の大会議室に飛び込んだのが14時半.30分の遅刻.今回は三重大学内の先生方がもつロボット工学技術の発表,しかも発表者のうちの1名は共同研究をさせて頂いているK先生.ああ,聞き漏らしたかと思ったが,ギリギリ間に合ったようで一安心.

■その後,交流会が17時より始まり,終わったのは19時.すこし理系なバカ話をしたりしてリフレッシュし,学校に戻る.ちなみにこの手の研究会のメンバーは大体,同じような顔ぶれなのだが,今回は少々,違った.交流会でも意外な方々と初顔合わせができ,とても有意義だった.ちなみに自己紹介をする時間が設けられていたのだが,ここしばらく続く寝不足の影響も有り,なんだか自分でも訳の分からないことを口走ってしまい,盛り上げに失敗したのが悔やまれる...
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