- シフトJISコードの脆弱さによる2バイトコード処理の甘さ:2byteで構成されるシフトJISコードですが,2byte目の文字コードを単独で評価すると完全なシングルバイトコードと判断されてしまう場合があります.StrByteType()関数を使用しているのですが,少し悩まされました.シフトJISコード(特にWindowsでの文字体系)を完全に理解すればある程度は防ぐことが可能でしょう.
- 不完全なソースファイルには弱い:/* の対応する
*/が存在しない場合や,文字列の"が閉じていない場合などに,その場所からファイル終端まで全てを無視してしまうでしょう(「コメント/文字列を無視」をチェックしている場合).ただし,このような不完全なソースプログラムはコンパイルしても成功しませんので問題ではないでしょう.
- 構文解析機能は持っていない:当然ではありますが,各プログラミング言語固有の文法に基づいた構文解析などは行なっていません.#includeを読み込んだりも当然しません.かなり原始的なコメント,文字列の判別アルゴリズムだとご理解下さい.
- 未熟ゆえに非対応:HTML形式のヘルプファイル(*.chm)をBorland C++
Builderから”簡単に”呼び出す方法が見当たらなかったので,直接,ヘルプを起動しています(HHC.EXE)).Aboutのフォーム上のURLがクリックされた際に,「ブラウザーを起動してハイパーリンクジャンプを行なう方法」が分からない.
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