例えば,提出されたプログラムリストがオリジナルな物かどうかを調べる

 あなたが教育機関で情報処理(プログラミング)の授業を担当する多忙な教員だとしましょう.授業中に出したプログラミングの課題を電子メールで集めます.5人や10人ならいざ知らず,40人を越える学生から大量の電子メールが怒涛のごとく押し寄せます.それを一つ一つ開封し,添付ファイルのソースファイルをコンパイル&実行して動作を確認します.勿論,コンパイルできない未完成のソースリストを送る学生などいないでしょう.基本的に,こちらの希望通りに動く.どのプログラムも基本的に同じに動く.そう,たとえその提出者の中に,誰か別の学生が作成したプログラムをコピーして提出した者が居たとしても全く同じに動くため見分けが付かない.
 勿論,単にコピーしただけではファイルサイズやタイムスタンプの同じファイルが存在することになるので,頑張ればそのような不正を発見できるが,不正を行なう者がちょっと知恵を働かせればファイル情報を改変することは容易にできる.

KoreDarenoが出力する固有IDは,(完璧ではないが)ちょっとした修正程度では変化しません.

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