デジタルカメラ(CAMEDIA X-200)の改造/外部スイッチによるコントロール
初出:2006/09/27 T.Shirai
更新:2006/09/27
T.Shirai
1.導通チェック
これがシャッター周辺の写真です.S3003,
S3002はズームスイッチ.S3001がシャッターのスイッチです.シャッターは半押/全押の二状態ある点が難しい.手が3本無いとチェックできない(笑).
頑張った結果,なんとか上図のような配線であることが分かりました.シャッターボタンのスイッチは4本足のうちの3本が使用されているらしい.しかも嬉しいことに,このうちの1つ(図中のCom)はズームボタンの胴箔パターンの一方に繫がっている.端子のうちの1つは半押/全押時にComと導通し,もう一方は全押時のみ導通する.シャッターから3本,ズームから2本の配線,合計5本の配線を引き出すことでコントロールできそうである.
ただ,問題はズームスイッチの配線が難しいこと.導箔パターンに直接ハンダ付けが難しい上に,組み付けて通常のスイッチによる操作を併用できなくなる恐れがある(ハンダの盛り上がりが邪魔をする).では,この端子がどこか便利な場所に出ていないか.例えば基板上のTP301,TP302.残念ながら,これは違うらしい.では,基板の裏側はどうか? 写真はありませんが,裏側にはハンダ付けが可能な大きさのランドが一切ありません.しかも絶縁用フィルム等が沢山貼り付けてあり,迂闊にこの基板を本体から外すと,後々,危険なこと(短絡)が発生する恐れがあるので分解したくない.