第18回世界宇宙飛行士会議・コミュニティデーin三重 (メッセウィング・みえ)
18th Planetary Congress Association of Space Explorers Tokyo 2003

初出: 2003/10/16 T.Shirai
更新: 2003/10/16 T.Shirai

第18回世界宇宙飛行士会議公式ホームページ

 折りしも旧ソビエト,米国に続いて中国が有人宇宙飛行に成功した時期と開催が重なったため,TVのニュースにも取り上げられることもありました本会議,日本での開催は初めてです.10月13日(月)の開会式から始まり,10月17日(金)の閉会式までの5日間の間,日本科学未来館を中心として合計5つのテクニカルセッションが行われます.10月16日(木)は三重県だけではなく,札幌,青森,花巻,東京,岐阜,広島,高知,下関,北九州,鹿児島の11の地域でコミュニティデーが同時開催されました.日本に来日した宇宙飛行士が各会場を訪問し,小中学生を対象とした様々なイベントに参加しました.

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今回は津市教育委員会からの依頼を受けて,鈴鹿工業高等専門学校を代表して機械工学科(担当:白井,谷川の2名)が展示(体験イベント)を行いました.
日時は10月16日(金)13時〜15時までの午後の部を担当,会場はメッセウィング・みえです.


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鈴鹿高専のブースはF,入り口近くの場所です.他にもいくつか展示がありました.H2Aロケットの模型や宇宙食,さまざまな化学実験やロボット展示などなど.


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鈴鹿高専の展示は「リモコンムーバで遊ぼう!!」,これは2003年4月5日(土),6日(日)に開催された「第5回おいん鈴鹿 産業フェスタ」の展示とほぼ同じリモコン操縦の小型ロボット.ただし今回は前回の反省に基づき,
 (1)台数を10台から20台に倍増.
 (2)断線トラブルの続いたリモコン操縦コントローラの配線を基板化.
の改善を施しました(結構,改造に手間取りました...基板を焼いてくれたロボコンプロジェクトの鈴木さん(1E),忙しいところありがとうございました!



テレビデオで学校紹介ビデオを流し,学校紹介用のパンフなども配布して鈴鹿高専のアピール.谷川さんの発案で鈴鹿高専の名前の入った封筒も置いておいたところ,「お,これは便利」と多くの小学生や関係者が”他の紙の資料を入れる”ついでにパンフも持って帰ってくれました(笑).あと3,4年後に受験希望者が多少なりとも増える役に立ったでしょうか.


これは一段落ついた頃に撮影した風景です.一時はこの倍以上の小学生が列を作っていました.今回はサッカーフィールドは使用せず,会場側で用意して頂いた900×1800[mm]の化粧板を4枚用意し,それぞれ4〜5台のリモコンムーバを割り振りました.土俵を用意したりといったルールを設けませんでしたが,各人で適当に遊んでくれました. 
コードが絡まって大変なのに,そんなことはお構いなしに大人数で盛り上がったり,難易度が高いので隠していた迷路に次々とチャレンジしたりと,こちらの予想を越えた熱中ぶり.


ついでに展示した3Mの「バスケロボ」や4Mの「流鏑馬ロボット」は見事に無視されてしまいました...やっぱり自分で動かせるものがあるのに展示だけのものは魅力薄いですよねぇ.

リモコンムーバの映像: 309KB, Mpeg1)


 
隣の三重県科学技術振興センター/保健環境研究部は大人数がご覧の通りの”熱”のこもった扮装で頑張っていました.「ちょーカンタン! アルコールロケット」は構造と原理はカンタンだけれど,実験はちょっと危険,でも面白そう.

  
ケニス株式会社の食用油から肥料を作る実験.見た目はかなりアレなのだが,なぜか香りは食欲を誘う.でも肥料です.


三重大学工学部機械工学科(メカトロニクス)は別室で100名の小学生を集めて光センサを利用したロボットキットの組み立てを行っていました.ただ,制限時間2時間で完成させられた子は居なかったようです.ちょっと難易度が高かったか?

 
三重県立津工業高等学校はソーラーカーを展示(これはソーラーパネルなし.これ以外にも屋外で走行デモンストレーションもあり).作業服の色はマシンと同色.逆?


以前に広島県呉市のイベントで見た時よりも小さくなったような気がするH2Aの模型.


こちらまだ着席していませんが,イベント会場中央の小学生用のイスの列.津市内の小学校から合計677人(午後の部)が参加.

最後は毛利さんからのビデオメッセージで終わり.お疲れ様でした.

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