研究室内Tips
・卒業論文を書く際の細かなルール
・Borland C++ Bulider関連のTIPS (オーサリングする方法)
・DVD Shrink (フリーウェア,日本語版あり)
・DVD
Decrypter(スリーウェア,海外版)
・drm1gop(上記関連リンク)
・TMPGEnc DVD Author2.0
(市販ソフトウェア)
が必要.症状によってはISO形式を読み込める仮想ドライブソフトウェアが必要.
(1) DVD Shrink
で,非圧縮でDVDの内容を全てHDDにフルディスクでバックアップする.
(2)
HDDにバックアップしたデータに対して,drm1gopを実行する.
(3) TMPGEnc DVD AuthorでHDDに書き戻す.
(4) DVD
Shrink で書き戻したDVDデータを”ファイルを開く”で読み込み,フルディスクでバックアップする.書き戻し先としてISO形式で出力し,DVD
DecrypterでDVD−RWへ書き戻す.
(5) 以上で正常なDVDが完成する.MPEG2としてリッピングするには,改めてDVD
DecrypterでIFOモードで読み出し,拡張子VBOをmpgに変更する.
(1)のDVD Shrinkで読み出す際に,CSSキーが存在しない,というエラーが出ることもある.その際には以下の手順を取る.
(1)DVD DecrypterでISO形式にてRead(この際に標準の設定でCSSがカットされるが,そもそも存在しない?)する.
(2)
仮想CDソフトウェア(携速xpを使用)でISO形式のファイルをドライブに割り当てる.
(3) 以下は,上記手順の(1)から(5)を行なう.
当然だが,市販のDVDソフトウェアをダビングしてはいけない.以上はあくまでDVカメラ等で撮影した個人的な映像をMPEG化する際のアドバイスとして示しているに過ぎない.
なお,2006年4月25日にビクターのサポート窓口へ電話して確認したが,本体以外での再生に関する不具合に関しては対応できないとのことである.有償での修理でも構わない旨を伝えたが,ファームウェア等のバージョンアップは行なっていない.メディアは2倍速あるいは4倍速のVer.1.1の物を使用して欲しい,高速なメディアでは不具合が発生する可能性も高くなるとのこと.
・Windows2000でシステムファイルチェッカー
・TeX文書をPDFに変換する
・海外に論文を提出する(全角文字2byteを撲滅するには) : Zenkaku.exeの紹介
テキストファイル中の2byte文字を発見するには,私が作成したプログラム(Zenkaku.exe: Windows版も公開!)を使用することで可能です.公開されている多くのフリーウェアは2byte文字を1byte文字に置換するものがほとんどで,この用途には適しません.
TeXソース中の2byte文字をまず全て無くす必要があります.印刷してみただけでは分かりません.スペースや:,()などの記号が全角であるのがほとんどです.日本語の論文を英語化した時に見落しています.Zenkaku.exeで発見し,すべて半角に書き換えます.
ところが,全角文字が紛れ込むのは,TeXのソースのみとは限りません.他には,ExcelやCanvasで作成したEPS形式のファイルにも紛れ込んでいます.それぞれフォントを全てTimes New Romanに変更して,EPSファイルを作成し直す必要があります.
さらにもう一つ落とし穴があります.それはCanvasによるEPSファイル作成時の作業手順にあります.ただし,ここで紛れ込む2byte文字は,多分,最終出力(PS,
PDF)には影響しないようなので(いままで苦情が出たことがない),ここまで拘る必要はないのかも知れません.CanvasでEPSファイルを作成する手順は上の方で述べた通りですが,”新規ファイル”に”Canvas”をコピーして”EPS形式でセーブ”する際に,EPS中のコメント領域に作成元のアプリケーション名などと共にオリジナルファイル名も書き込まれます.
%!PS-Adobe-3.0
EPSF-3.0
%%BoundingBox: 55 171 511 249
%%Title: 新規_1
%%Creator:
Canvas
こんな感じです.この”新規”は2byte文字です.いちいちエディタで消しても良いのですが面倒です.そこで,”新規ファイル”を作成した後に,一旦,適当な名前(gomi.cvsなど)でセーブした後に,”EPS形式でセーブ”すると,この部分は,
%!PS-Adobe-3.0
EPSF-3.0
%%BoundingBox: 169 131 397 308
%%Title:
A:\usr\Shirai\Book\gomi.cvs
のように半角になります.とはいえフルパス名になりますので,パスに全角文字が含まれていたのでは意味がありません.この点に注意.
このようにして全てのテキストファイルから2byte文字が撲滅されれば,そこから生成されたDVIファイル,PSファイル,PDFファイル共にクリーンな半角文字で構成されるはずです.不安が残る神経質な方は,例えばPDFファイルならば,英語版のacrobat
readerをインストールして表示を確認すれば完璧です.
・Excel2000のグラフをCanvas(Ver.3.5)に貼る
(a)
異常終了してコピー&ペーストできない!?
単純に,Excelでコピーして,Canvasにペーストしようとすると,Excel95からならば問題ないのですが,Excel2000からだと”異常終了”してしまいます.
ここで裏技があります.Excel2000のグラフをWord2000に貼り付け,このWord2000に貼ったグラフをCanvasに貼ればOK.間にWordを通してワンクッションおくと,なぜかうまくいきます.
(b)
EPS化したい
BMP化するならば,貼り付けた後にbitmap形式でセーブすれば良いのですが,EPSにしたい場合には工夫が必要です.
(a)の方法でCanvasにWord経由で貼り付ける際に,[編集]-[特殊ペースト]で貼ります.形式はピクチャー形式です.
貼り付けた図を選択し,F7を押すと詳細が表示されます.ここで"タイプ"のところを見てください.[P]となっているはずです.
[P]をクリックして[G]を選択してください.これでグループ化されたCanvasデータに変更されます.
さぁ,あとはグループ解除すれば...と言いたいところですが,ここでも不具合が発生します.もしグラフに文字が含まれている場合には,図がグシャッと潰れます.これを回避するには一切の文字を入れないことです.軸の数字も含めて.文字は後からCanvasで書き込みましょう.
・EPSファイルを作成する
(Canvasで作成した図)
新規ファイルを開きます. (ファイル->新規)
EPS化したい図を選択し,Copyします. (編集->コピー)
新しく開いたファイルに貼り付けます. (編集->貼りつけ)
プリンタの設定をLP-9100PS2に変更します. (ファイル->プリンタ設定)
別名で保存します. (ファイル->別名で保存)
その際に,ファイル形式にEPS形式を選択します.
プレビュー形式を聞いてきますが,これは「なし」で構いません.
・LaTeX2eでPostScriptフォントを使用する
Springer-Verlagなど,海外の出版社に原稿を出すときには,LaTeX2eでPostScriptフォントを使用するように指定されます.
\usepackage{times}を追加することで,デフォルトのフォントがPostScriptフォントに置き換えられます.
(CM:Computer
ModernフォントとPSフォントは文字幅などのグリフ情報が異なるため,出力結果が異なります.CMフォントの方が,約10%ほど大きくなってしまいます)
プレビューアに,dviout for windows
を使用した場合に,設定をうまく行わないとプレビューできません.
PSフォントを指定すると,フォントファミリ ptm
が選択されます.ところがptmファミリーのPKフォントは存在しないため,dviout for windowsはPKフォントを作成すべく,
mf(metafont)を呼び出しますが,PSフォント用のmfも存在しないため,やはりフォント作成に失敗してプレビューできません.
Option -> Setup Parameters -> Font2 の一番上の列に,`mktexpk ^s ^d ^D ^M を追加することで,(mftools, dvips, GhostScriptなどがインストールされているならば)存在しないフォントを自動生成すべく,mktexpkが実行されます.ところが,設定がこれだけではPSフォントのPKフォントは生成されません. ptmri7t(など)が存在しないというエラーが出て,作業は中断します.カレントディレクトリに GEN_FONT.BATというバッチファイルが生成されるので,これをDOS窓で実行してみてください.mktexpkコマンドは,さらにps2pk, gsftopk, ttf2pkの3つのコマンドを実行して,いずれかの方法でPKフォントを生成しようとTryしますが,いずれも失敗します.
Option -> Setup Parameters -> Font -> TEXPKに,^r\fonts\pk\modeless\adobe\times\^s.^dpk;^r\fonts\vf\\^s.vf を追加してください.ptmri7tなどのPSフォントファミリーは,Vertual fontの情報を元にして,ptmri8r(最後の8rはエンコード形式.ptmri7tなどはOT1形式のエンコード)に置き換えられます.ptmri8r(など)は,ps2pk(あるいはgsftopk)により,adobe PostScriptフォント(PBF形式:adobe acrobat reader 3.0に付属)からPKフォントを生成します.生成されたPKフォントはmodelessに設定されますので,pk\modeless\adobe\times以下のディレクトリに生成されます.
以上2点の設定変更でもPSフォントが正常にプレビューできない場合は,LaTeX2eのインストール(設定)にミスがあります.local/share/texmf/doc/mftoolsにある,INSTALLというファイルを良く読んで,設定を再度チェックして下さい.
(関連記事) fj.comp.texhax
・[Q] \usepackage{times} でptmri7t が要求される
・Re: [Q] \usepackage{times} でptmri7t が要求される
・Re: [Q] \usepackage{times} でptmri7t が要求される