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一言 「フリーウェアをVECTORに登録」

初出: 2004/04/23 T.Shirai
更新: 2004/05/28 T.Shirai

 いままで沢山のソフトウェアを作ってきましたが,大抵は個人で楽しむ,あるいは仕事(研究)に使うソフトウェアだったので,お世辞にも使い勝手が良いとは言えない半完成品ばかりでした.30歳を越えた頃から,何か後に残るものを作らなくてはいけないと,人生のゴールを見据えたような考え方がモクモクと盛り上がって来ました.このWebページのコンテンツが静かに徐々に増殖を続けているのは同じ理由です.
 数年前からはWindows版のソフト開発も我流ながら軌道に乗ってきたので,人に見せても恥ずかしくないかな,と思えるようになってきました.いくつかいかにもニッチな分野向けのソフトウェアをこのホームページ上で公開してきたのですが,そのうち以下の2つが徐々に関係者を介して第三者の方にも使って貰えているらしい情報をキャッチし,思い切ってフリーソフトウェアアーカイブの大手の一つであるVECTORに登録してみました.

 ・ZenkakuWin :テキストファイル中の2byte文字(全角記号)を発見する.TeXで書いた学術論文や学会予稿を海外に投稿したことのある方ならば涙が出るほどウレシイはず.
 ・BMP_measure + stick_viewer :静止画像(BMPなど)上のマークをマウスクリックで計測(X,Y座標)するためのソフトウェア.

 ZenkakuWinは独立行政法人 経済産業研究所の方からイントラネット内で紹介して良いかという問合せを受けました.研究論文作成時のガイドライン中にて参照してくれているようです.BMP_measureは「作ってくれたオレ偉い!」と動画から展開した数百枚の画像をピコピコとマウスで計測しながら自分で感動していました.

 どちらのソフトも使う状況がごく限られた環境にある人向けのマニアックなソフトなので,ランキングに登場したりはしないでしょう.それでも1週間くらいで20人弱の人が(試しとはいえ)ダウンロードしてくれているので,日本中で数十人の(下っ端)研究者を窮地から救ってくれていると思うと,ココロが和みます.

 「窓の杜」もフリーウェアのライブラリとしては有名ですが,VECTORと異なり,作者から登録することはできません.

 VECTORは,こちらのページにあるように,誰でも登録することができます.手続きもそれほど大変ではありませんので,自信作が完成したら投稿してみては如何でしょう.

(作者のページ)
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an038426.html

(ダウンロード数の推移の集計ページ)
http://www.suzuka-ct.ac.jp/mech/ai_mech/~shirai/PersonalPage/Statistics/VECTOR/index.html

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